略歴
福祉会計サポーターズ 代表 藤本 豊
公認会計士、介護福祉経営士、税理士
岡山県赤磐市出身、神戸市在住
慶應義塾大学商学部商学科卒業
社会福祉法人会計の専門家として
2014年独立後、社会福祉法人の行政指導監査からスタートした。
岡山の実家の母が長年介護を受けており、「福祉に携わりたい!」と所々で話していると、前職の監査法人の同期が紹介してくれた。
これが無ければ今は無い。紹介してくれた佐伯先生には足を向けて寝られない。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
それまでの実務は、全くの畑違いで、事業会社ばかりだった。
監査法人では、製造メーカー、製薬会社、アパレルなど約20社の会計監査に携わる。
その後、ニッチトップな世界的メーカーに転職し、海外子会社の経理を任された。
話を戻して、行政指導監査では、その違った目線が受けたのか、依頼が年々増えていき、大阪市をはじめ、8行政市からお声がかかる。
ありがたいが、そもそも知識がないので、書籍を購入し、必死に徹夜で準備した。
今も準備に余念がないことは言うまでもない。
指導監査では、「単にだめ出しするのではなく、趣旨を説明し、課題解決の道筋を一緒に考える」ことを心掛けた。
前職の海外子会社経理の時に、監査を受けた経験から感じたことだった。
指導監査を受ける法人の方々も、「どう処理すれば良いかわからなかった」「このルールはどこまで守れば良いか?」と言った疑問が解消されていくようで、監査も役立っていることを実感した。
2017年度から、一定の規模以上の社会福祉法人に法定監査が義務化され、どうしても携わりたく、OAG監査法人の門を叩いた。
中堅ながら、医療・福祉にも強い監査法人で、書籍も多数出している。
監査法人では、現場主任(マネージャー)として、関東から九州にかけて、クライアントのために日々奔走している。
監査も役立っている、という想いを持ちながら。
現在進行形
法定監査もさることながら、監査法人だったり、個人だったりで、社会福祉法人の顧問や業務執行理事を拝命している。
法令や基準に従った会計処理をアドバイスするのは勿論のこと、経営により深く携わるようにしている。
社会福祉法人は公共性が強い法人であるため、ゴリゴリ儲けを出すというと抵抗がある人もいらっしゃると思う。
しかし、今や社会福祉法人でさえ倒産する時代。
「いかに事業を継続させるか」という視点から、法人運営を進めていく必要性を痛感している。
この点、事業会社の経験も交えていろいろ案を出し、現場の皆さんとトライ&エラーを繰り返している。